吾郎の語録

トラベルガイド株式会社社長の阿部吾郎が、思いつくまま勝手なことを述べるブログです。できるだけためになる事を書こうと思いますが、どうでもいいこともたくさん書きますので適当にお付き合いください。

ポケモンゴーとバートウォッチング

ポケモンゴーが話題になり始めた時、「いい大人までこんなもんに夢中になって、何が面白いんだろうか」と冷めた目で見ていた。おまけに運転中のポケモンゴーで事故まで起こるし、とんでもない話だ。

私は、携帯やPCでのゲームは一切やらない。興味もないし、時間ももったいない。今でも、ポケモンゴーには100%興味はない。

しかし、ポケモンゴーにはまる人たちの気持ちが少しわかってきた。バードウォッチングに興味を持ち始めてから、まだせいぜい半年だが、だいぶはまってきた。いつもは、近所の黒目川をうろうろするだけだが、ここにはいない鳥も見たくなり、先日奥日光まで出かけた。

ポケモンゴーの面白さは、推測するに、モンスターたちのデザイン性、名前の響きの良さ、実際にそこにいるかのようなリアリティー、レアキャラがいるなどコレクション的な楽しみといったところにあるのだろう。

考えてみると、バードウォッチングの楽しみの要素もほとんどこれに合致する。

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これはアカゲラ、キツツキの一種だ。そんなに珍しい鳥ではないが始めて見た。このデザイン性の高さは、十分ポケモンに匹敵するのではないだろうか。

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デザイン性でいうと、こいつもかなりすごい。オシドリだ。そのままポケモンしてもいいぐらいではないか。

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これは一見ただのすずめだが、ニュウナイスズメという鳥だ。由来のよくわからないあやしい名前がちょっとポケモンぽくないか?(ポケモンの名前はピカチューぐらいしか知らないが)

朝廷に恨みを持った人の魂がこの鳥に乗り移り、宮中の米を食い荒らしたという伝説に由来し、宮中に入るという意味で「入内雀」と名付けられたという説がある。

鳥の中には、なかなか出会えないレアキャラはたくさんいるし、できるだけたくさんの種類の鳥をカメラに収めたいという、コレクショ的感覚もあるし、やはり、ポケモンゴーにはまる人と、バードウォッチングにはまる人の感覚には、かなりの類似点があるのではなかろうか。

車に乗っていて、ふと横切った鳥の種類が気になって、事故をおこしたりしないように気を付けよう。

黒目川で改めて食物連鎖を実感する

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前回ご紹介した日本固有種、セグロセキレイの給餌の様子だ。「そんなん食ってうまいのか!」と、おもわず突っ込みたくなるような気持ちの悪いものを与えている。おそらくトビケラの幼虫か何かだろう。

こういった水棲昆虫は、イソシギやキアシシギもよく食べている。黒目川には、こうした水棲昆虫がかなりたくさんいるようだ。コサギは、ウキゴリやヌマチチブといった魚をよく食べている。カワセミは、稚鮎などの小魚をよく食べている。時にザリガニを食べたりもする。先日ご紹介したが、アオサギはスッポンまで食べていた。カワウは、巨大なコイを飲み込んでいた。黒目川は、住宅地を縫って流れる都会の川だが、こんなに水棲生物が豊富なのには驚かされる。

裏を返せば、こういった餌が豊富だからこそ野鳥もたくさんいるのだ。野鳥を観察し始めてから、魚にとっていかに鳥が驚異かよくわかった。空から飛んできていきなり食われたたまったものではない。バッタ、蝶、芋虫などもよく鳥に喰われている。昆虫にとっても鳥は天敵だ。

一方、鳥の雛は猫や蛇などの格好の獲物だ。鷹やトンビは黒目川では見かけないが、小型の鳥を襲うモズはよく見かける。鳥を襲う鳥もいるのだ。こうしてみると、自然界は本当に厳しい。食うか食われるかだ。

このように、自然というのは残酷だが、黒目川をちょっと散歩しただけでも、生物の多様性がいかに大切なことであるかもよくわかる。食物連鎖があって、自然界が成り立っているなんて言う理屈は、頭ではだれでも知っているだろうが、自然を観察して少しでもそれを実感すれば、見方が全然変わってくる。

テレビ見たり、パソコンやスマホいじったり、都会のおしゃれな店で食事したり、現代社会では大切なことかもしれないが、人間だって自然の一部なのだから、たまには自然を見て、感じることも重要だと、気づかされたように思う。

黒目川で作品を撮りためて、どこかで発表できれば面白いかと、ちょっと色気を持って最近は撮影している部分もあるが、自然を実感できただけでも、野鳥観察の価値があるなとも思っている。

カメラマンとしての情熱

昨日は、撮影の仕事だったのだが、もう一人別のカメラマンと組んで仕事をした。このカメラマンとは初対面であった。

おそらく50代と思われる男性で、ちょっと変わった雰囲気の方であったが、写真に関する情熱は伝わってくる。撮影終了後に、自宅の方向が同じだったので電車の中で話をした。プロのカメラマンなのだが、趣味でコスプレの撮影をしているという。スマホに入れた写真を何枚か見せてくれた。

アニメはほとんど見ないので、何のキャラクターに扮しているのかはさっぱりわからないのだが、ヨーロッパ的なドレスを着て刀を持って戦っていたり、ウエディングドレスを着ていたり、巫女さん風のコスチュームだったり、よくわからない世界だ。しかし、コスチュームの完成度もさることながら、写真を撮る側の情熱もひしひしと伝わってくる。カラーフィルムをかぶせたフラッシュを5灯使って、コンサート風の雰囲気を作り上げたり、桜をバックに人物と桜に別々にフラッシュをあてたり、スモークを炊いて逆光でフラッシュをたくなど、いろいろな技を使っている。天井にアルミホイルを張り巡らし、これにライトをあてて海中を表現するという技もあるそうだ。

コスプレのイベントで知り合ったコスプレーヤーを、野外に連れ出したり、自宅に造ったスタジオに招いて、仕事ではなく、完全な趣味で撮っているらしい。こういった、コスプレーヤーを撮影するカメラマンはたくさんいて、いろいろな技を考え、アニメの世界観に近い写真を撮るため、お互い切磋琢磨しながら、日夜腕を磨いているそうだ。

アニメの世界観を理解していないと、こんな写真取れないだろうと思い聞いてみると、めちゃくちゃアニメ好きで、かなり見ているそうだ。

正直、あまり理解できない世界だが、楽しそうだなとは思った。また、何か撮りたいものがあって、それを自分がイメージする理想の形で撮影するために、努力を惜しまないという姿勢は、カメラマンとして素晴らしいものだと思う。

私の知らない世界の話をしてくれた、このカメラマンに感謝したい。

セグロセイレイが日本固有種とは知らなかった

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これはセグロセキレイという鳥。

黒目川にはたくさんいる。川辺に限らず、畑や道端、電柱の上にとまっていることもある。

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よくかん高い声でピーピーさえずっている。

よくいるので、その日写真を撮り始めるときに、露出をチェックする時に試し撮りをするのに使うことが多い。

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春になると雛をよく見かける。体は灰色で、黒くない。さかんに親鳥に餌をせがんでいるところをよく見かける。

あまりにもよく見かけるので、見つけても何の感動もないのだが、ある本を読んでいて、この鳥が日本の固有種であることを知った。海外には、いないのに日本国内では、北海道から九州まで生息しているとのこと。

ちょっと愛着がわいた。

カワセミのいる場所が変わってきた

黒目川では、結構カワセミをよく目にする。

冬場は、木の枝にとまって、じっと川面を見ている姿をよく見かけたが、春になって木が茂ってくると、なかなかカワセミを見つけるのは難しくなる。カワセミは「ピーピー」というかん高い鳴き声を発しながら飛ぶので、近くにいるとすぐにわかる。声はよく聞くし、飛んでいるのもよく見かける。しかし、最近とまっているのをあまりみかけなかった。

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だが、歩く場所をちょっと変えて見たら、頻繁にとまっているところを見るようになった。このように、護岸がコンクリートになっているところによくいるのだ。

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ちょっとでも川面に近い方がいいのか、こんなところにとまっていることもある。

木々に葉っぱがついてくると、こちらもカワセミを見つけにくいが、カワセミの方も、魚を狙うためには、葉っぱが生えている木々よりも、こういったコンクリートの護岸の方が川面が見やすく、魚を見つけやすいのだろう。

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護岸から何度も飛び込んで小魚を捕まえていた。

渡り鳥は季節によって大きく居場所を変えるが、留鳥たちも、同じ地域の中でも微妙に活動場所を変えているようだ。

「リトリップ」のいい加減なまとめ記事

retrip.jp

他人の情報や写真を集めて金儲けをする、いまわしいDeNAの「ファインドトラベル」がなくなったのは喜ばしいが、まだまだいい加減なキュレーションサイトは存在する。次に無くなるのはここか?と言われつつ、なかなかしぶとい「リトリップ」。

たまたま上記の記事を読んだのだが、これが結構ひどい。しかし、「ジョージタウン・ペナン」で検索すると、トップに表示される。これがトップに来るのは、かなり腹立たしい。これを見ても、ジョージタウンの良さはいまひとつ理解できないであろう。

ここで、この記事を紹介することにより、少しでもこの記事のPVアップに貢献してしまうのも、腹立たしいが、私自身が詳しい分野でこの手の記事のいい加減さの、氷山のほんの一角だけでもお知らせできれば価値があるかと思い、書くことにした。

まず、「世界遺産、ジョージタウンを散策!ペナン島のおすすめ観光スポット15選」というタイトルからして、ペナン島全体の15選なのか、ペナン島の中にあるジョージタウン地区のおすすめ15選なのか、よくわからない。15選の1つ目は「ジョージタウン」で、その後「コーンウォリス要塞」など、ジョージタウン内にあるスポットが続き、最後の方には「バトゥフェリンギビーチ」や「極楽寺」といった、ジョージタウンとは別の地区のスポットが出てきて、15選の立て方自体が非常にちぐはぐで、いかにも行ったことが無い人が無理やり考えた記事という感じだ。

記事の内容には、大きな間違いは無いが、非常に薄っぺらい表面的な情報だけが書かれている。

それより、ひどいのは写真だ。すべてフリッカーから引用しているが、著作権に関してフリッカーがどういうポリシーなのか知らなので、ここではあまり突っ込まないが、すべて撮影者に了解を得ているとは思えない。

何がひどいかというと、まずジョージタウンをタイトルに入れながら、ジョージタウンの街中の写真が一枚もない。あたかも街中の写真のように紹介している、「1ジョージタウン」にある2枚の写真は、海沿いの桟橋にある集落の写真で、ここも観光名所ではあるが、ジョージタウンの街中の写真ではない。

「6レッドガーデン」は、入口の写真だけ。ここは、真ん中にショーをやる舞台があり、その周りをお店が囲む、独特の雰囲気のフードコートなのだが。

「9スリマハマリアマン寺院」に至っては、ペナンのものではない。同名の寺院がクアラルンプールにもあり、これはそちらの写真だ。本物は、下記のサイトを参照。

リトルインディア、スリ・マハ・マリアマン寺院の詳細情報|トラベルガイド・マレーシア

「10チョーラスタマーケット」の写真は、イメージと断っているが、ベトナムのハノイのナイトマーケットの写真が使われている。イメージとはいえ、それはないだろう。だいたい、チョーラスタマーケットは、市民の台所のようなところで、ナイトマーケットでもない。

ペナン通り周辺、チャオラスターマーケットの詳細情報|トラベルガイド・マレーシア

 

「12ガーニードライブ」も、違う場所の写真が使われている。これは、ジョージタウン内にある、「潮州チェンドル」という、かき氷に黒糖のシロップをかけたスイーツの有名な屋台を写したものだ。ガーニードライブは、ジョージタウンから少し離れたガーニー地区にある。さらに料理の写真でパエリアを使っており、なんでやねん!突っ込みたくなる。

下記が潮州チェンドル

ペナン 潮州チェンドル|トラベルガイド・マレーシア

そして、ガーニードライブはこちら

ガーニー周辺、ガーニードライブ ホーカーセンターの詳細情報|トラベルガイド・マレーシア

「13バトゥフェリンギ」の1枚目の写真は、確かにバトゥフェリンギだが、こんな写真では、ビーチ全体の雰囲気はまったくわからない。2枚目のパラセーリングは、どこか別の場所で撮影されたものであろう。

バトゥ・フェリンギ、バトゥ・フェリンギビーチの詳細情報|トラベルガイド・マレーシア

 

これでも、この手の記事の中では、まだましな方なのかもしれない。

しかし、明らかな間違いが多すぎる。記事も、ネット上で拾ってきたものばかりだろう。

私自身、この記事に関しては得意分野だから突っ込みを入れられるが、そうでなければ、あっさり騙されていかもしれない。キュレーションサイトには、くれぐれも気を付けよう。

今度、どこかにまともなペナンのまとめ記事を書きたいと思う。

 

 

アオサギが食べていたのは、なんと・・・ていうか黒目川にそんなものがいるのか!?

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いつものように黒目川を散歩していると、アオサギが飛んできた。

何かをくわえている。殺そうとしているのか、さかんに振り回していた。

何だろう・・・

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魚?でも、ちょっと違うような気もする。

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よく見ると、亀だ!

しかも、鼻の先がとんがっている?たくさんいる、ミシシッピアカミミガメではない。

つるっとした甲羅といい、これはスッポンだ!

ていうか、黒目川にスッポンなんているのか!!

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そのスッポンを丸のみ。喉のあたり膨れている。

消化できるか!?スッポンの甲羅。

アオサギは、やはり怪獣である。