吾郎の語録

トラベルガイド株式会社社長の阿部吾郎が、思いつくまま勝手なことを述べるブログです。できるだけためになる事を書こうと思いますが、どうでもいいこともたくさん書きますので適当にお付き合いください。

北大西洋諸国デスティネーションセミナーに参加

本日は、ヴァイキング社主催の「北大西洋諸国デスティネーションセミナー」に参加してきました。一般向けではなく、業者向けのセミナーです。北大西洋諸国とは、具体的に言うと、アイスランド、グリーンランド、フェロー諸島のことで、いずれも他では見られない大自然を満喫できる場所です。

私が、数年前の旅行会社時代、何度もアイスランドに行っていたころは、日本人のアイスランドへの渡航者数は3,000人ぐらいでした。それが、昨年は22,000人だったそうです。メディアで取り上げられる機会も多くなり、行く人も7倍以上になりました。

本日のアイスランドに関する説明は、ゴールデンサークル、ブルーラグーンなど、アイスランドに行ったら必ず行くようなメジャーな場所の説明はすべて割愛され、あまり知られていないが、今後注目されそうな21のスポットが紹介されました。私が行ったことがあるのは、そのうち2つだけで、あとはほとんど知らない場所ばかり。写真をみただけでもすぐに行きたくなるような、巨大な滝、氷河湖、氷河の氷床、火山の火口跡など、すばらしい風景ばかりでした。

グリーンランドやフェロー諸島には行ったことは無いのですが、おしゃれなホテルも増えて、かなりおもしろそうです。グリーンランドの、巨大な氷山がみられる世界遺産の街「イルリサット」やパフィンをはじめ多くの野鳥が訪れるフェロー諸島の「ミキネス島」など、注目のデスティネーションがたくさんあります。

また、この方面の仕事もやりたいな・・・とつくづく思いました。

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冒頭にアイスランド大使が挨拶されました。

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アイスランド航空統括役員アルセル氏のプレゼンテーション。

 

カルガモの親子ばかり話題になるが、他のカモは?

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5月中旬ごろから、黒目川でカルガモの親子を目撃するようになった。このファミリーは、最初雛が10羽いたが、最近1羽減って9羽になっていた。もう少し減るのかなと思っていたが、意外と生存率が高い。

この時期、テレビのニュースなどでもカルガモ親子の話題がよく出てくる。親ガモがぞろぞろと子ガモを連れて引っ越しするのを、近隣住民が見守ったというようなニュースだ。

ところで、日本の国内で頻繁に見かけるカモ類は、カルガモだけではない。なのに、どうして話題になるのはカルガモの親子ばかりなのだろうか?

黒目川でよく見かけるカモをご紹介しよう。

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どうしてこんなにお洒落なデザインになったのだろうと感心してしまう「オナガガモ」。

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もっともポピュラーな「マガモ」。

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いつも群れで行動する、オスの赤茶色の頭が印象的な「ヒドリガモ」。

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黒目川ではちょっとレアキャラの「ハシビロガモ」。

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最初は何かの子ガモかと思った小さなカモは、子ガモではなく「コガモ」でした。

冬から春になるにつれて、これらのカモはだいたいご紹介した順番に見られなくなる。これらのカモは渡り鳥なので黒目川では繁殖しないのだ。日本の北の方で繁殖する場合もあるようだが、だいたいはシベリア方面に向かうようだ。

つまり、いわゆる留鳥で、日本各地で繁殖するのはカルガモだけなのだ。こんなことは、ちょっと調べればすぐわかることなのだが、バードウォッチングビギナーの私は、黒目川のカモを観察していて気付いた。

何でもネットで調べればわかるのだが、こうやって観察して気づくのも悪くないと思った次第である。

「後生掛自然研究路」に関するコラムを書いた

guide.travel.co.jp

トラベルjp<たびねす>という媒体に時々コラムを書いている。

今回は、昨年の秋に訪れた「後生掛自然研究路」に関するコラムを書いたのだが、ここはなかなかおもしろい観光スポットだ。秘湯として有名な、後生掛温泉旅館の横に入口がある遊歩道で約2キロほどのコースだ。

高温の泥や蒸気が噴き出す「マットポット」や巨大な「泥火山」などある地熱地帯だ。以前アイスランドの地熱地帯に行ったのだが、十分匹敵する規模とおもしろさだ。別府の地獄に比べると観光化の度合いが低く、そのままの自然と言った感じだ。

興味がある方は、是非コラムをご覧いただければと思う。

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「後生掛自然研究路」最大の見どころのひとつ「大湯沼」で見られるマッドポットの集団。

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遊歩道の近くにも、このようなマッドポットがたくさんある。温度は90度以上なので注意が必要だ。

 

マレーシアセミナーに行ってきました。

昨日、日本アセアンセンターで開催された、マレーシア政府観光局主催のマレーシアセミナーに行ってきました。業界向けのセミナーで、いくつかのパートに分かれていました。

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こちらは、ロングステイ財団の山田美鈴氏のセミナーの様子です。

マレーシアは、11年連続で日本人のロングステイ希望滞在先1位となっています。ロングステイとは、2週間以上の長期滞在のことで、ちょっと長めの旅行から、冬や花粉の時期など数か月滞在、あるいは永住に近い人など様々です。

マレーシアは常夏で、物価が安く、治安もいいことから人気が高いようです。MM2Hという、ロングステイ者向けのビザがあるのもポイントです。また、90日以内ならビザなしでもOKです。ロングステイで人気の都市は、ペナン島、イポー、キャメロンハイランドです。

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マレーシア政府観光局の、佐伯道子氏のセミナーの様子です。

近代的な都市、世界遺産の街、ビーチ、ジャングルなど、様々な観光資源に恵まれた国、マレーシアのキーワードは「多様性」。マレー系、インド系、中国系など、様々な民族の人々が暮らす、多民族国家で、さまざまな文化が交錯する国です。

おいしいものがたくさんある、グルメ天国でもあります。

クアラルンプールを走るMRTの1号線が今年の7月に完成予定で、車でないと行けなかった郊外のスポットに行くのも便利になります。また、バンヤンツリー、フォーシーズンズといった高級ホテルもクアラルンプール市内に開業予定です。

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ちょっと余談ですが、このセミナーで配布された、マレーシアを紹介するパンフレット。この表紙に使われている写真は、私が撮影したものです。

有楽町にあるマレーシア政府観光局に行けば入手できますよ!

 

上野動物園に鳥を見に行った

10年ぶりぐらいだろうか?久しぶりに上野動物園に行ってきた。

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目的は、これを見る事。アカショウビンという鳥で、信州などの森の中で見られるのだが、近年飛来数が減っていることもあり、なかなか見つからないバードウォッチャー憧れの鳥だ。野生のものを見られれば一番いいのだが、そうそう出かけられないし、てっとり早く動物園で一度見てみようと考えた。

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改めて上野動物園に行ってみて、こんなにたくさん鳥がいるとは思わなかった。これは、シロハラムクドリというアフリカにいる鳥だ。こういった日本で見られない珍しい鳥がいるのはわかる。

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日本の鳥というコーナーがあって、ここに行くとわりと身近な鳥がかなりいる。これは、キビタキだ。

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最近自宅の周辺に大量にいるオナガもいた。さらに、ムクドリまで檻の中にいたので驚いた。ムクドリなど、ハトよりたくさん見かけるのだが。

その他、アトリ、アオジ、ホオジロ、シメ、マヒワなどもいる。

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不忍池の動物園内に位置する部分に島があり、ここにペリカンがいる。動物園の地図にペリカンと明記してあるので、野生ではなく展示動物のようだが、逃げないのだろうか?羽を切ってあるのだろうか?

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注目なのは、この島がカワウの群生地になっていることだ。知らない人はカラスと間違えそうだが、すべてカワウだ。こちらは、自然にできた営巣地のようだ。

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鳥以外で見たかったのは、このマヌルネコ。カワイイ・・・

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ワオキツネザルも、すばしっこく動き回り見ていて飽きない。

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檻の向こうにいる動物というのは、カメラの説明書にも必ず載っている、典型的なオートフォーカスが苦手な被写体だ。オートフォーカスでは、檻の方にピントが合ってしまい、動物にピントを合わせるのが難しい。動物園での撮影はマニュアルフォーカスのいい練習になる。

上野動物園には、幼稚園の団体や修学旅行の中学生など、たくさんの子供たちが来ていた。それに混じって、デートのカップルや結構年配の方も見受けられた。外国人も、かなりたくさんいた。改めて行ってみると、上野動物園というところは、大人が行ってもなかなか楽しいところだ。ベンチがたくさんあって休む場所も十分ある。

鳥を中心に動物たちを見て回り、レストランで食事して、ベンチでソフトクリームを食べて、なかなか楽しい一日だった。

 

ポケモンゴーとバートウォッチング

ポケモンゴーが話題になり始めた時、「いい大人までこんなもんに夢中になって、何が面白いんだろうか」と冷めた目で見ていた。おまけに運転中のポケモンゴーで事故まで起こるし、とんでもない話だ。

私は、携帯やPCでのゲームは一切やらない。興味もないし、時間ももったいない。今でも、ポケモンゴーには100%興味はない。

しかし、ポケモンゴーにはまる人たちの気持ちが少しわかってきた。バードウォッチングに興味を持ち始めてから、まだせいぜい半年だが、だいぶはまってきた。いつもは、近所の黒目川をうろうろするだけだが、ここにはいない鳥も見たくなり、先日奥日光まで出かけた。

ポケモンゴーの面白さは、推測するに、モンスターたちのデザイン性、名前の響きの良さ、実際にそこにいるかのようなリアリティー、レアキャラがいるなどコレクション的な楽しみといったところにあるのだろう。

考えてみると、バードウォッチングの楽しみの要素もほとんどこれに合致する。

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これはアカゲラ、キツツキの一種だ。そんなに珍しい鳥ではないが始めて見た。このデザイン性の高さは、十分ポケモンに匹敵するのではないだろうか。

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デザイン性でいうと、こいつもかなりすごい。オシドリだ。そのままポケモンしてもいいぐらいではないか。

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これは一見ただのすずめだが、ニュウナイスズメという鳥だ。由来のよくわからないあやしい名前がちょっとポケモンぽくないか?(ポケモンの名前はピカチューぐらいしか知らないが)

朝廷に恨みを持った人の魂がこの鳥に乗り移り、宮中の米を食い荒らしたという伝説に由来し、宮中に入るという意味で「入内雀」と名付けられたという説がある。

鳥の中には、なかなか出会えないレアキャラはたくさんいるし、できるだけたくさんの種類の鳥をカメラに収めたいという、コレクショ的感覚もあるし、やはり、ポケモンゴーにはまる人と、バードウォッチングにはまる人の感覚には、かなりの類似点があるのではなかろうか。

車に乗っていて、ふと横切った鳥の種類が気になって、事故をおこしたりしないように気を付けよう。

黒目川で改めて食物連鎖を実感する

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前回ご紹介した日本固有種、セグロセキレイの給餌の様子だ。「そんなん食ってうまいのか!」と、おもわず突っ込みたくなるような気持ちの悪いものを与えている。おそらくトビケラの幼虫か何かだろう。

こういった水棲昆虫は、イソシギやキアシシギもよく食べている。黒目川には、こうした水棲昆虫がかなりたくさんいるようだ。コサギは、ウキゴリやヌマチチブといった魚をよく食べている。カワセミは、稚鮎などの小魚をよく食べている。時にザリガニを食べたりもする。先日ご紹介したが、アオサギはスッポンまで食べていた。カワウは、巨大なコイを飲み込んでいた。黒目川は、住宅地を縫って流れる都会の川だが、こんなに水棲生物が豊富なのには驚かされる。

裏を返せば、こういった餌が豊富だからこそ野鳥もたくさんいるのだ。野鳥を観察し始めてから、魚にとっていかに鳥が驚異かよくわかった。空から飛んできていきなり食われたたまったものではない。バッタ、蝶、芋虫などもよく鳥に喰われている。昆虫にとっても鳥は天敵だ。

一方、鳥の雛は猫や蛇などの格好の獲物だ。鷹やトンビは黒目川では見かけないが、小型の鳥を襲うモズはよく見かける。鳥を襲う鳥もいるのだ。こうしてみると、自然界は本当に厳しい。食うか食われるかだ。

このように、自然というのは残酷だが、黒目川をちょっと散歩しただけでも、生物の多様性がいかに大切なことであるかもよくわかる。食物連鎖があって、自然界が成り立っているなんて言う理屈は、頭ではだれでも知っているだろうが、自然を観察して少しでもそれを実感すれば、見方が全然変わってくる。

テレビ見たり、パソコンやスマホいじったり、都会のおしゃれな店で食事したり、現代社会では大切なことかもしれないが、人間だって自然の一部なのだから、たまには自然を見て、感じることも重要だと、気づかされたように思う。

黒目川で作品を撮りためて、どこかで発表できれば面白いかと、ちょっと色気を持って最近は撮影している部分もあるが、自然を実感できただけでも、野鳥観察の価値があるなとも思っている。