吾郎の語録

トラベルガイド株式会社社長の阿部吾郎が、思いつくまま勝手なことを述べるブログです。できるだけためになる事を書こうと思いますが、どうでもいいこともたくさん書きますので適当にお付き合いください。

自宅の近所でぶらっとカメラ散歩

外出自粛要請を受け、おとなしくしていたが、リハビリ生活中のため適度な運動も欠かせない。カメラを持って、自宅周辺のできるだけ人通りが少ないあたりを散歩してみた。

神戸の住吉は、どこを歩いてもちょっとフォトジェニックな風景に出会える街だ。

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半年ぶりぐらいの黒目川で野鳥撮影

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3月下旬、桜が満開のころ、久しぶりに黒目川をカメラを持って散歩した。手術をうけてからは初めてなので、半年ぶりぐらいか。このころはまだ、黒目川に人がいっぱい歩いていた。

ニコンD850にシグマの150-600+テレコン、かなり重いが、これを持ち歩けるほどに体力が回復してきた。まだまだ、心配な部分も多いし、コロナもあるけど、なんとか先に進んでいけそうだ。

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人は多かったけど、野鳥たちも姿を見せてくれた。相変わらず、カワセミが頻繁に飛んいてちょっと安心した。

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盛んに魚を追いかけるコサギ。

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オオバンの子ども。

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ツグミも草むらから顔を出した。

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いつも通り、のんびりした感じで、愛嬌のあるイソシギさん。

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ヒヨドリは、さくらの蜜を吸うのに忙しい。だいぶ受粉に貢献してそうだ。

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帰り際、暗くなってきたところでダイサギ登場。明るいところで撮ると、すぐに白トビしてしまうので、このぐらいの方が綺麗に撮れる。

 

実は、私が経営しているトラベルガイド株式会社は、4月1日付で神戸市に移転しました。自宅はまだ埼玉にあるのですが、すでにほとんど神戸で生活しています。本格的に引っ越ししたいのですが、兵庫も埼玉も緊急事態宣言中で、いつになるかわかりません。黒目川を散歩する機会も、もうあまりないと思うと寂しい気持ちになりますが、兵庫にも野鳥スポットはたくさんあるので、コロナが落ち着いてきたら、いい場所を探して行きたいと思っています。

埼玉県北本市の「北本自然観察公園」の春

埼玉県北本市の北本自然観察公園に行ってきました。ここを訪れるのは5回目ぐらい。自然の森の中を散策できて、野鳥も多いのでお気に入りのスポットです。電車とバスを乗り継いで行くこともできますが、やはり車が便利です。駐車場は広くて無料です。

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公園入口(桜土手口)付近の様子です。3月23日に撮影しました。桜も菜の花も満開、午後は光の当たり具合も良くて、とてもきれいでした。

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権現堂堤の桜と菜の花はすばらしいですが、規模は小さいものの、こちらもなかなかのものです。

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ハナダイコンの紫と緑と青いお家のコントラストが気に入って撮った一枚。

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桜の木にやってきたヤマガラさん。

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池にはハシビロガモ、カイツブリ、コガモなどが泳いでいました。

現在自然学習センターはコロナウイルスの影響で閉館中ですが、公園内には自由に入れます。ここなら、ウイルス感染のリスクもほとんどなさそですし、散策にでかけてみてください。

 

1回目のERCPは序章に過ぎず

2019年9月27日、症状が出てから8日目、B病院での入院2日目、朝K医師が病室にやってきた。
私が「何日ぐらい入院が必要ですか?」
と聞くと、K医師は「10日間ぐらいになると思います」
と答えた。私は、一瞬絶句した。
せいぜい3日間ぐらいだろうと思っていたからだ。
仕事どうしようかな、差額ベッド代いくらになるんだろう、そんなことが頭に浮かび、思わず「えー、そんなにかかるんですか?」と応えた。
しかし、実際はそんなもんでは済まなかったのである。

 

この日の午後、ERCP(内視鏡を用いて胆管にステントというチューブを挿入し、胆汁の流れを回復する施術)を受けた。口から内視鏡を入れるのだが、これは定期健診の胃カメラで体験済みだったので、それほど不安はなかった。胃カメラは、喉の麻酔だけで、相当苦しいが、ERCPは全身麻酔なので楽である。しかし、最後に内視鏡を引き抜く時だけは、意識が戻る。引き抜く際、無意識にチューブに噛みついたりすると歯を痛める可能性があるかららしい。


朦朧とした意識の中、
「だめだな、撤退しよう。撤退!撤退!」
「この人10日の入院でも嫌がっていたのになー」
というK医師の声が聞こえた。
そして、チューブが抜けて行く嫌な感覚。
意識が朦朧としたままストレッチャーで病室に運ばれる。

 

意識が戻ったころに、K医師が病室にやってきて、
「胆管にむくみがあってステントの挿入できませんでした。3日後の30日に再度ERCPを行います」と告げた。
私が「撤退と言ってるの、聞こえてましたよ」と言うと、
ちょっとぎょっとした感じで「聞こえてましたか」とつぶやいた。

 

この時、私が思ったのは、いったいいつ退院できるんだろう、という事といったいいつ食事ができるのだろうかということである。
前日からは、点滴だけで絶食状態、ステントが入って症状が改善するまでこの状態が続く。

 

9月28日・29日の2日間は、何もすることなく、ぼーっとテレビを見ながら、点滴・絶食状態で過ごす。この時は、まだ「この際ゆっくりするか」ぐらいの気持ちでいたのだが・・・

 

 

こっちの人とあっちの人

3.11東北大地震から丸9年ということで、今日のテレビニュースはその話題が多かった。コロナウイルスで選抜高校野球が中止という話題もあった。こういう、災害や病気などの話題が出ると、私は「こっちの人とあっちの人」ということをいつも思う。


東北で震災があり大津波も来て大変な目にあっている人々の映像がテレビで流れる。何の被害もない人が「大変なことが起こっている」と思いつつ、こっちでテレビを見ている。こっちの世界からあっちの世界を見ている。中国武漢の病院にコロナウイルスの患者がいっぱいいて、どんどん亡くなっているというニュースをこっちから見ている。
平穏無事な生活をしている人々にとって、こういうニュースはあっちの世界の出来事であって、直接的に自分には害がおよばない(もちろん、マスクがないとか、トイレットペーパーがないとか間接的に害がおよぶことはあるが)。被害者の中に、よほど近しい人でもいない限り、どうしても他人事である部分があるのは避けられない。
こっち側の世界から、あっち側の世界に足を踏み出し、ボランティアに行く人は、すごい人だと思う。それだけ、他人事であるあっちの世界の事を具体的に想像できて、具体的に行動に移せるのだから。


当然のことながら、こっちの世界であっちの世界の被害を見ている人の感覚と、実際にあっちの世界に身を置いている人との感覚は全く違う。
私は、神戸の震災で被災したが、建物の倒壊は無く、食器の90%が割れたり、タンスにカーテンレールが突き刺さっていたりしたが、幸い自分にも家族にも被害者は出なかった。それでも、水道、ガス、電気の無い中での生活は大変だった。交通網も麻痺し、2週間は会社に行けなかった。やっと大阪にある会社に行ったら、全く何事もないこっちの世界があった。


有名人が癌になり闘病生活に入ったというニュースや亡くなったというニュースがよく流れる。健康な人は、あっちの世界のこととして「かわいそうに」とか思いながらテレビを見ている。でも、自分が癌になったとたん、あっちの世界の人になってしまう。妻にとっては、旦那が癌にかかってしまった人という意味で、あっちの世界の人になっていると思う。


結局のところ、あっちの世界に行ってしまった人々の痛みや苦労は、こっちの世界にいる限り100%理解することはできない。これは、主観と客観の問題であり、どうしようもない問題だと思うが、いつも私はそのことが気になる。
人間誰しも、いつどんな形であっちの世界の人になってしまうかわからない。あっちの世界に行ってしまった人同士は非常に共感しあえる。だから、被災地ではみんな助け合う。あっちの世界に行くという経験は、人の痛みを理解することにつながり、人生を豊かにする糧となるのかもしれない。50を過ぎてようやく、そんなことを思うというのは、ちょっと遅すぎるのだろうか?

 

 

クアラルンプールの夜風に吹かれて

昨年の7月に2週間ほど、マレーシアに出張した。首都のクアラルンプールに滞在中は、KLセントラルにあるアロフトホテルに宿泊した。

KLセントラルは、東京駅のようなところで、あらゆる交通網のハブになってる。空港からの列車もここに到着するので、ここにホテルを取っておくとスムーズにチェックインできてとても便利だ。観光で行くと、ブキビンタン通り(東京で言うと新宿かな)かKLCC(こっちは銀座かな)に宿泊したいところだが、出張や郊外に出かけたい場合はKLセントラルがおすすめだ。

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アロフトホテルには、すてきなプールバーがある。

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こんな風景が見える。ちょっと、丸の内に近い感じか。

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私は、お酒がほとんど飲めない。ひとりでバーでまったりといったがらではないのだが、モクテル(ノンアルコールカクテル)を飲みながら、一人クアラルンプールの夜風に吹かれていた。

あの時、何を考えていたかはあまり覚えていないが、まさかこの2か月後に自分が癌に侵されていると知ることになるとは。この出張では、イポー、クアラルンプール、マラッカと飛び回り、体はとても元気だったのだが。次にマレーシアに行けるのはいつになるだろうか?

でも、必ずまた行くよ。台湾にもアイスランドにも行かなあかん。まだまだやるで!

 

まさか即日入院とは!

2019年9月26日、症状が出てから7日目、B病院に転院し再検査を受けた。

衝撃的だったのはヨウド造影剤を使ったCT撮影だ。腕に太い針をさされ点滴を繋がれる。かなり痛い。CT撮影時にここからヨウド造影剤を高圧で一気に体内に入れる。その瞬間、体中が熱くなり、造影剤が体中を巡るのがはっきりわかる。かなりヤバいことをされているのではないかと不安になる。終了後、くしゃみが出て、その後足や背中に蕁麻疹が出た。ヨウド造影剤のアレルギー反応が出たことは、後の治療に影響してくる。ひとつ間違うとアナフィラキシーショックを起こしてまず状況になる可能性があるのだ。


この他、血液検査やレントゲンなど一通り検査を行い、再びK医師と面談した。すぐに入院し、明日ERCPを受ける必要があると告げられた。ERCPとは内視鏡を用いて胆管にステントというチューブを挿入し、胆汁の流れを回復する施術で、同時に胆管の閉塞部分の細胞診も行う。まさか、即日入院とは思わなかった。


この時点では、私自身は胆管結石だろうと思っていた。しかし、後で聞いた話だが、妻には「おそらく胆管癌であろう」と告げられていた。妻は、時機を見て医師から私に告知するよう頼んだらしい。


入院の手続きの際、個室を希望するかどうか聞かれた。1泊19,000円という、ちょっとしたホテル並みの値段の部屋しか空いていないということだったが、まあ2、3日の入院だろうと思い、個室を希望した。ところが、この入院生活は想像もしなかったほど長くなるのだ。これがいわゆる差額ベッド代というやつだ。大部屋に入れば、差額ベッド代は0円だ。健康保険限度額認定証を取得すれば、月額の治療費は一定額(収入によって異なる、通常は8万円~5万円ぐらい)だ。差額ベッド代さえなければ、どんな重病になっても、莫大な金が必要になることはないのだ。この、大部屋か個室か問題は、また別の機会に書いてみたいと思う。