ジャイアンツは、ロッテ戦力外の伊藤を秋季キャンプでテストしている。34歳のベテラン中継ぎ右腕で、2008年~11年までは毎年50試合以上に登板しているが、その後は大した成績はあげていない。トライアウトで光るものがあったのかもしれないが、必要なのだろうか?
それにしても、ここまでは徹底的に投手だ。FAの山口、森福はまだ確定していないが、入団の可能性は高いだろう。ドラフトで4人即戦力候補の投手を獲得し、トレードで吉川も獲得した。先発は頭数がそろいそうだが、リリーフは不安ということか?
昨年・今年の戦いぶりを見ると、投手はある程度いいピッチングをしているのだが、打線がふがいなさすぎて1点でも先に取られると逆転が難しいというプレッシャーに苦しめられ、結果的に大事に行きすぎて崩れてしまうというケースが先発もリリーフも多かった。事実、先発がいいピッチングをしてもなかなか勝ち星が付かないケースが多かった。
打線をもっと強力にすれば、おのずと投手の調子も上がって行くような気がするのだが、どうだろうか?内野は、ファースト阿部、セカンドクルーズ、サード村田、ショート坂本が基本で、そこに岡本、新人の吉川尚らが絡めばある程度形はできそうだ。しかし、外野は長野以外は未定。出塁率の高い選手と長打力のある中心打者がどうしても必要だ。村田や長野あたりがレギュラーを追われるぐらいの展開になると面白いのだが。
今後の動きに期待しよう。