ジャイアンツの大型補強もこれで完了だろうか。マリナーズの速球派リリーフ投手のカミネロを獲得した。
164kmのストレートを投げるそうだが、本当だろうか。今年オリックスにいたコーディエも、なんかそんなふれこみで来て全く戦力にならなかったので、外国人は来てみないとわからない。
ジャイアンツのHPには、彼のアメリカにおける詳しい成績が載っている。2015年に73試合、2016年に57試合メジャーで登板しているところを見ると、メジャーでの成績が落ち目になって日本に来るパターンではなさそうだ。通算155イニングスで143個の三振を奪っている。ほぼ1イニングに1個なので、三振を取れる投手ではあるだろう。一方、四死球が69個と、こちらは2イニングスに1個は四死球を出す勘定だ。細かい制球力というより力で抑えるタイプであることが見て取れる。
最近、外国人の性格には気を使っているジャイアンツなので、そこそこまじめにやってくれるのではなかろうか。外国人枠の問題もあるが、ちょっと楽しみではある。
さて、後は人的補償が終了したら、来季の戦力はほぼ固まる。人的補償の結果次第では、もしかしたら、細かいトレードがまだあるかもしれないが。
補強した人数は多いが、それぞれ故障など不安を抱えた選手も多いので、どうなるかわからないが、特に投手は今年よりかなり層が厚くなったことは間違いない。打線にしても、陽、吉川尚あたりで1・2番が固定できれば得点力は上がるだろう。
来年は、ちょっとは楽しませてくれるだろうか。