陽岱鋼の補償は金銭のみと決まったようだ。
金銭のみでの補償の場合、9,600万円、人的補償を取ると補償金は6,400万円となる(人的補償なしは旧年俸1億6千万円x0.6、人的補償ありの場合はx0.4)。差額、3,200万円に値する選手がいなかったということだろう。日本ハムは、もともとお金にシビアに球団であるし、日本一になって選手の年俸も高騰しているので、このような判断になったのだろう。
ファンとしては、選手を取られるずに済んだのでよかったと思うが、支配下登録が67となっており、育成選手の昇格や急な補強などを考えると、球団は人的補償でもう一人取られることを計算していたかもしれない。
補強も一段落し、人的補償も決まったので、一応これで来季の陣容が固まったのだが、もともと内野手がタブつき気味で、年齢も10代から20代前半の選手が少なく、中堅からベテランに偏り気味のチーム構成を見ると、もしかしたら、さらなるトレードでこのあたりの調整を行う可能性もあるのではないかと思う。