トランプ大統領の就任演説、なかなか壮絶だった。アメリカ、アメリカ、アメリカと徹底的に国内向けの演説。アメリカの製品を買って、アメリカの労働力を使って国を豊かにすると。海外の軍隊を支援している莫大なお金をはじめ、海外で金を使っているのにアメリカのインフラは老朽化している。だから、これからはそっちに金を使うと。
アメリカが中心となって広げたグローバリゼーションが、様々な弊害を巻き起こしているのは事実だ。これによって、世界で負け組と勝ち組ができて格差が広がった。このことが、世界的な治安の悪化を招いている。
そこで、当のアメリカが一抜けたして、保護主義に向かおうという。しかし、結果的にそれでアメリカが本当に豊かになるのか?安い労働力を使わずに国内の労働力を使ったら、アメリカ人は安い製品を買えなくなるのではないか?そんな単純な話だけではないと思うが、本当にうまくまわるのだろうか?
何か、うすら寒い感じを覚えた演説だった。