黒目川では、結構カワセミをよく目にする。
冬場は、木の枝にとまって、じっと川面を見ている姿をよく見かけたが、春になって木が茂ってくると、なかなかカワセミを見つけるのは難しくなる。カワセミは「ピーピー」というかん高い鳴き声を発しながら飛ぶので、近くにいるとすぐにわかる。声はよく聞くし、飛んでいるのもよく見かける。しかし、最近とまっているのをあまりみかけなかった。
だが、歩く場所をちょっと変えて見たら、頻繁にとまっているところを見るようになった。このように、護岸がコンクリートになっているところによくいるのだ。
ちょっとでも川面に近い方がいいのか、こんなところにとまっていることもある。
木々に葉っぱがついてくると、こちらもカワセミを見つけにくいが、カワセミの方も、魚を狙うためには、葉っぱが生えている木々よりも、こういったコンクリートの護岸の方が川面が見やすく、魚を見つけやすいのだろう。
護岸から何度も飛び込んで小魚を捕まえていた。
渡り鳥は季節によって大きく居場所を変えるが、留鳥たちも、同じ地域の中でも微妙に活動場所を変えているようだ。