5月中旬ごろから、黒目川でカルガモの親子を目撃するようになった。このファミリーは、最初雛が10羽いたが、最近1羽減って9羽になっていた。もう少し減るのかなと思っていたが、意外と生存率が高い。
この時期、テレビのニュースなどでもカルガモ親子の話題がよく出てくる。親ガモがぞろぞろと子ガモを連れて引っ越しするのを、近隣住民が見守ったというようなニュースだ。
ところで、日本の国内で頻繁に見かけるカモ類は、カルガモだけではない。なのに、どうして話題になるのはカルガモの親子ばかりなのだろうか?
黒目川でよく見かけるカモをご紹介しよう。
どうしてこんなにお洒落なデザインになったのだろうと感心してしまう「オナガガモ」。
もっともポピュラーな「マガモ」。
いつも群れで行動する、オスの赤茶色の頭が印象的な「ヒドリガモ」。
黒目川ではちょっとレアキャラの「ハシビロガモ」。
最初は何かの子ガモかと思った小さなカモは、子ガモではなく「コガモ」でした。
冬から春になるにつれて、これらのカモはだいたいご紹介した順番に見られなくなる。これらのカモは渡り鳥なので黒目川では繁殖しないのだ。日本の北の方で繁殖する場合もあるようだが、だいたいはシベリア方面に向かうようだ。
つまり、いわゆる留鳥で、日本各地で繁殖するのはカルガモだけなのだ。こんなことは、ちょっと調べればすぐわかることなのだが、バードウォッチングビギナーの私は、黒目川のカモを観察していて気付いた。
何でもネットで調べればわかるのだが、こうやって観察して気づくのも悪くないと思った次第である。