久しぶりに黒目川を散歩した。夏の間は、見られる鳥の種類はとても少なくなる。それに暑いし、今年は雨の日も多かった。
先日、柳瀬川で大雨のため増水し、川中に取り残された釣り人がヘリで救助されるシーンが何度もテレビで映し出されていたが、あの時、黒目川の増水の様子も何度か映った。柳瀬川と黒目川はいずれも新河岸川の支流で同じ水系だ。新河岸川も最後は荒川に合流する。
今日は天気も良く、涼しかったので、久しぶりにカメラを持って川べりを散歩してみた。堤防のかなり上の方まで水が来た痕跡があったが、今日はいつもより少し水量が多い程度であった。
涼しくなったので、鳥たちはどんな感じかと思ったが、カルガモやセキレイ、ムクドリさえもほとんどいなかった。風が強かったのと、もしかしたら増水で餌になる小魚や水棲昆虫、藻などが流されてしまったせいかもしれない。
そんな中、やたらとコサギだけはいた。コサギは留鳥なので年中いるのだが、田圃に水が張られている時期は、川にはほとんどいなくなる。今は、田圃に水が無いので戻ってきたのだろう。
さかんに魚を探していたが、なかなか捕まらなかった。
サギは、なかなか撮影するのが難しい。日が当たっていると、その部分は露出を気を付けないとすぐに白飛びしてしまう。この写真も、かなりアンダーで撮っているのだが、首や頭のあたりが若干白とびしている。
羽を広げると、とても美しいのだが、顔は結構怖い。
風景の一部として撮っても、なかなか絵になる鳥である。掛け軸の絵なんかでも、よく描かれている。