今年の6月に埼玉から神戸市に引っ越してきた。もともと神戸出身で20年ぶりに神戸市民に復帰した。さて、関西に戻ったからには、冬に入ったところでやるべきことがある。
そう、日本海にカニを食べに行く。年中行事のひとつである。
今年はGoToトラベルキャンペーン様の力を借りて、ちょっと高めのプランで本物の地物のカニを食べさせていただきました。
カニの水揚げがある兵庫県香美町の柴山にある「甲羅戯」という宿に泊まりました。なかなかいい宿でした。
今回のプラン、カニは3種類、まずは、生けガニ。足の部分は刺身またはカニしゃぶ。新鮮なカニは、あのカニ独特の臭いが全くない。刺身も、ねっとり感があまりなく、なんというか、ただただ濃厚なお味。しゃぶしゃぶにすると、味が変わるのが不思議。爪と胴体はカニ鍋で。
前日にゆで、氷温貯蔵で熟成させて、ほどよい温度に戻してだされるゆでガニ。塩味がほどよく回って、何もつけなくてもおいしく食べられます。三杯酢をつけてもおいしい。
焼きガニが絶品でした。ほどよく塩を振って陶板に乗せて藁で焼き上げる。身が引き締まった感じで、味が凝縮されている。この味は、家では無理だ。
旅館に泊まらず、カニを買って帰って家で食べた方が安く済むような気もするが、ここまでカニのうまさを引き出す技を駆使してくれるなら、少々高くても宿に泊まる価値ありだな。感動しました。